紀乃國

KSC WORKS / CD

Counterattack From Boonies / SURRY&SPARKEYKSCRCD-011 / STEREO
[CD] 2,300yen(tax out)
2020.12.15 RELEASE

TRACK LIST 01. Intro 02. Cloud&Cloud 03. Great Beginning 04. Has Begun 05. Downpour 06. Over The B 07. Skit 08. Who Is Tha Starr? 09. Trial&Error 10. Take Your Pick 11. Yattemota 12. 導ク火 13. Outro All Produced by 呼煙魔
All Lyrics by SURRY&K.Yamamoto
All Recorded by BNGRD2F
All Mixed&Mastered by 呼煙魔
Artwork by Sone
Tag Design by KEANE(E.G.C)
Photography by Yoshihiro Furukawa&u-bu(Night crusings)

まず先に確認したいのはむしろここからだと思う。この二人の波長、相性は一体何を基盤に形成され今に至るのであろうか? 京奈和が開通されだした? 否、彼等は巨大都市を挟み十年以上も前から互いの街にて会合を重ね、6パネルやスナップバック、バケットハットの影に密かに睨みを利かせながら各々が地元で遣り遂げる事に時間と金を仲間達と費やしてきたのだ。そこに果てるバイブスや逆境は誰がどう見ても唯一無二であろう。…な? 更に付け加えれば、いつも通りの様に住む土地は離れど定期的なphone call、日付けが変わるぐらいの夜から朝を目指した現場での再会からの互いの製作意欲の確認を経て、今作への扉に続く階段は螺旋状ではあるがもはや出来上がっていたとも…確証は無くとも核心は必ず奥の方にある。
そんな0738と074の臭みと苦味を今回は呼煙魔(CHOP N FLIP)が物の見事に中和、混成させてくれたことへの敬意も随所で鏤めた1st album「Counterattack From Boonies」。記念すべき処女作と名付ける事がセオリー通りの最優先ではある反面、これが二枚目、三枚目と言われればそれはそれで納得してしまう耳を持つ聴者が多いのではと思いつつ、作品は陣痛が始まり分娩室へと移動を迎える。彼らは決してペンを持ち紙と長く向き合う事が必ずしも正解とは思わなければ、その瞬間の爆発的な出来事を五感に余す事なく取り入れ音の上に流し込むのである。単純かつ簡易なその作業を、朝起きては歯を磨き珈琲を飲みいつものロゴが胸に刺繍されたシャツに袖を通すかの如く淡々とこなしていく二人の姿は一欠片でも感じとることが出来るはずだ。もし今日も外は雨が降っているようならクンバに火を付けながら空間をゆっくりと整え、今作を一周ほど軽く聞き流してみてはいかがだろうか?
<Texted by 橋本忠明>

MUSIC VIDEO

#06. Over The B
#08. Who Is Tha Starr?